最近いろいろなところで目にする「カーボンニュートラル」
地球温暖化をもたらす「温室効果ガス」の排出をできるだけ削減し、削減できなかった分は植林による吸収などで差し引いて全体としてゼロにすることです。
温室効果ガスのうちもっとも多く排出されるCO2(二酸化炭素)は、現代社会のあらゆる場面で排出され、トラックをつくるとき、荷物を積んで走るとき、廃車するときにも、それぞれCO2 が排出されています。
荷物を運送することで成り立つわたしたちトラック運送業界は、トラックの運行を止めることはできませんが、各社のさまざまな工夫と努力によってCO2排出量を減らすことができます。
全日本トラック協会は、無理せずできそうなことから取り組みを始め、 2030年度を目標に、トラック運送業界全体で「カーボンニュートラル」を目指すため、『トラック運送業界の環境ビジョン2030』を策定しました。そのサブ目標2として「運送事業者が自社の事業用トラックのCO2排出量を把握する」を掲げ、各事業者がCO2排出量を簡易に算定できるツールを「トライアル版」として作成しました。
今後の具体的な行動につなげるため、自社の実態を把握しましょう。