気象庁によると、大型で非常に強い台風第14号は発達しながら日本の南を西に進んでおり、17日は大東島地方や九州南部・奄美地方に接近する見込みです。また、18日は勢力を維持したまま九州に接近し、その後進路を東よりに変えて21日頃にかけて北日本へ進む見込みです。
これにより、17日は大東島地方、九州南部・奄美地方で猛烈な風が吹き、うねりを伴った猛烈なしけとなる見込みです。特に、奄美地方では飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。18日には西日本で猛烈な風や猛烈なしけとなり、20日頃にかけて東日本や北日本でも暴風や大しけとなるおそれがあります。
また、九州北部地方、中国地方、四国地方では18日から潮位が高くなり、警報級の高潮となるおそれがあります。
さらに、台風周辺や台風本体の発達した雨雲により、16日夜には沖縄地方や九州南部・奄美地方で雷を伴った激しい雨が降り、17日から19日頃は西日本、東海地方の広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる恐れがあります。
このため、上記各地方において、暴風やうねりを伴った高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要です。また、高潮や高潮と重なり合った高波による浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要との情報がありましたので、周知いたします。