さて、今般、国土交通省自動車局安全政策課長より、別添のとおり、事業用自動車事故調査委員会が公表した「事業用自動車事故調査報告書」について、周知の依頼文書が発出されました。
特に、大型トラクタ・バンセミトレーラの衝突事故(別添1)については、運転者が運行経路上にあるフェリー乗船中に飲酒し、フェリーを下船する際には点呼を受けることもアルコール検知器で検査をすることもなく運転を開始しており、当該事業者の運転者の間では、フェリー乗船中の飲酒が常態化していたものと考えられています。
つきましては、今後同種の事故を未然に防止するため、会員事業者各位におかれましても、本趣旨をご理解のうえ、同報告書において提言のあった再発防止策について積極的に取り組まれるよう、また、運行経路にフェリーを組み入れている事業者については、フェリー乗船中の運転者の休息方法を改めて点検する等により、輸送の安全に万全を期すようお願い申し上げます。
なお、別添1~4【概要版】の「事業用自動車事故調査報告書」に関しましては、下記ページよりご覧いただきますようお願い申し上げます。
○事業用自動車事故調査委員会HP:https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/jikochousa/report1.html
R01.08.07_全ト協発第232号(環)_事業用自動車事故調査報告書に係る事故の再発防止策について