新年のご挨拶

埼玉県トラック協会会長
一般社団法人
埼玉県トラック協会
会長 瀬山 豪

新年あけましておめでとうございます。会員各社並びに関係各位におかれましては、50周年という節目にあたって様々なご協力を賜っておりますこと心より御礼申し上げます。

本年度は、「社団法人認可50周年」でもあり「物流の2024年問題」の初めの年でもあり、多岐に渡る時流の変化に対応すべく、職員の勤務形態はもとより、新規事業の開始、事業者研修の刷新を含め様々な取組をしてまいりました。

会員各社、関係各位そして職員のご理解ご協力があってこその変革であり、節目のページとして年頭にあたって会員の皆様にお伝えしておこうと思います。

従来の形式で執行した事業は、「交通安全大会」・「第21回児童絵画作品コンクール」・「光るトラック型防犯ブザーの寄贈」、「埼玉SMARTを編成する消防機関と災害派遣医療チームへの活動用車両の寄贈」、「適正化事業実施機関の運営及び埼玉県トラック総合教育センターの運営」。

50周年関係事業は、昨年6月に「社団法人認可50周年記念式典」、年末に「記念誌」の発行。50周年を機に新たに開始した事業は「災害物流専門家研修」、「災害時支援物資輸送拠点の現場確認」、「マネジメントアカデミー」、「さいたまトラックファミリーフェア」、そして本年3月には「アジアにおける流通・物流視察研修」を実施予定でございます。

その他、時流の変化に伴う事業として、昨年5月に「外国人特定技能制度に関する説明会」、7月に「BCP(事業継続計画)策定入門セミナー」、8月に「防災セミナー」と2024問題対応として「行政合同セミナー(運輸局、労働局、公正取引委員会、埼玉県)」、10月に「DX推進セミナー」・11月に「人材確保セミナー」、年末には「災害対策への取組と今後の課題・展望」として埼玉県知事との対談もさせていただきました。この1月中旬の埼玉新聞の紙面に掲載されるようですので是非ご覧いただければと思います。

振りかえると、コロナウイルス感染症、ワクチン優先接種、ワクチン職域接種の実施、国からの「燃料油価格激変緩和補助金」、県市町村からの「地方創生臨時交付金」、「能登半島地震」、「2024年問題の対応」と激動の数年でしたが、会長就任の時に皆様にお伝えした、「近未来を見据え、確固たる意思を持って、改めて地域と会員に必要とされる「埼玉県トラック協会」を目指します。」という想いは、ある程度かたちになったと考えています。

公益的な物事を成すためには、何故やるのか(物語)が、分かりやすいこと・人の助けが受けられること・未来に繋がる内容であること・社会情勢に協調していること等、いくつかの要素が必要です。このところ皆さんにお伝えしていることは「災害時に対応できる大規模防災拠点としての協会本部の検討」です。実施には10年以上の年月が必要かしれませんが、皆様のお力をお借りしてそんな協会を目指していけないかと考えています。

本年は「乙巳(きのとみ)」、多くの人にとって成長と結実の時期となる可能性が高い年だそうです。埼玉県トラック協会・会員各社・関係各位にとっても、これまでの努力や準備が実を結ぶ年になりますようご祈念申し上げ新年の挨拶といたします。本年も宜しくお願いします。